ご報告が遅れてしまいましたが、5月初旬、新宿と京都で
イメージフォーラムフェスティバルという映画祭で「鏡の娘」が、
5月9日には渋谷アップリンクファクトリーにて「こなごな」が、
共に初上映されました。
「鏡の娘」を上映して下さったイメージフォーラムフェスティバルの
新宿会場は大ホールで、スクリーンに映し出される映像にドキドキ
しながら見ました。
改めて、怖い映画だなあと思いつつ。
同映画祭は映像・アートの祭典と謳っているだけに劇映画は
ほとんどなくて、「鏡の娘」はポツンと浮いてましたが・・。
案の定、受賞は逃しました。残念!
ですが今後も、各地で巡回上映されますので、お近くの方は是非。
イメージフォーラムフェスティバル2009
http://www.imageforum.co.jp/festival/ジャパントゥモロウ部門 Fプログラム内の一本として
6月3日(水)16:30~ 福岡市総合図書館
6月17日(水)17:00~ 愛知芸術文化センター
7月18日(土)14:15~ 横浜美術館
そしてグランプリを受賞した「ニコトコ島」、優秀賞の「TAYUTA」、
東京会場観客賞の「ほんがら」はすごく面白かったのでお勧めします。
しかしこの映画祭のHPって、インターネットエクスプローラーでは正常に開かない・・
なかなか強気だなあ・・とか思ったりして。
あと、ショートショートフィルムフェスティバルという映画祭でも
ちょこっと上映されますよ。
ショートショートフィルムフェスティバル・アジア2009 ネオジャパン部門
http://www.shortshorts.org/2009/ja/ssffa/film/neo2.html6月6日(土)六本木ヒルズTOHOシネマズにて
26:10-28:00(オールナイトイベント)
日本の若手の作品プログラムと、アカデミー賞を受賞した海外作品プログラム
などを交えたオールナイト・スクリーニングのようです。
土曜の夜なので、体力のある方は是非。
しかし六本木ヒルズのシネコンとはまた場違いな・・。
で、5月9日にやりましたアップリンクでの上映についてもご報告を。
久しぶりの「すみれ人形」の上映+「こなごな」初上映、そして
「こなごな」原案漫画家の早見純さんによるゲストトーク。
「すみれ人形」はアップリンクXにてロードショー公開して頂いたのですが、
一階のアップリンクファクトリーでは初めて。
75席くらいのスペースなんですが、早見純さんのファンが押し寄せたのでしょうか、
ほぼ満員でした。
それもそのはずで、早見純さんは人生初トークショーとのこと。
プライベートも一切公表していないので、
生早見純さんを見たい熱狂的なファンの方々が来てくださったようでした。
しかし早見さん、トーク初とは思えないほどの堂々とした登壇ぶり。
終始マイペースに、しかし観客を笑いの渦に巻き込む語りは本当に
面白かったです!本当に初なのでしょうか?
そして詳細は書かないけど、その言葉には虚実が入り混じっているので、
どこまでが本当、嘘なのか、よく分かりません。
天性の表現者はやはりすごいなあ・・と感嘆しました。
この「すみれ人形」+金子雅和最新短編特集、あと二回あります。
6月7日(日)19:00~
7月4日(土)19:00~
次回6月7日の上映予定作品は
「すみれ人形」 2007年/63分
「鏡の娘」 2008年/18分
「こなごな」 2009年/10分
そしてトークゲストは
会田誠(現代美術家)×松蔭浩之(現代美術家)×金子雅和
となります!!
松蔭さんには「すみれ人形」と「鏡の娘」にもご出演頂いているのですが、
会田誠さんは、ずっとゲストでお呼びしたかった方なので、楽しみです!!
会田さん、松蔭さんという二人の大物アーティストからどんな発言が飛び出すのか、
それだけでも一見の価値ありです。
すでに作品をご覧になった方も是非、会場にお越し下さい!
そしてこのブログ及び上映情報は、次回より
http://www.kinone.net/へ完全移行いたします。
いつも来て下さっている方は、ブックマーク登録して頂けましたら幸いです。
更新は5月22日を予定してますので宜しくお願いします。
現在、夏納品の携帯およびWEB用ショートムービーの準備が始まり
あわあわしてますが・・・、移行後はマメにブログを更新する予定です。
それにしても、お経のように長いブログになってしまった・・。

写真は、「こなごな」原案の漫画「復活祭」扉画。
太田出版『ラブレターフロム彼方』などに収録。
中野タコシェや、各地のビレッジバンガードで大好評発売中。
- 2009/05/19(火) 08:56:40|
- 未分類
-
-
↑↑↑昨年夏に撮影しました短篇「鏡の娘」が、
ゴールデンウィークから各地でぽつぽつと上映されます。
-------------------------------------------
映像アートの祭典
イメージフォーラム・フェスティバル2009にて
http://www.imageforum.co.jp/festival/index.html ジャパン・トゥモロウ部門 Gプログラム内の一本として
東京:新宿パークタワーホール
5/1(金)19:30~
5/3(日)12:00~
京都:ドイツ文化センター
5/15(金)19:30~
6月以降、福岡市総合図書館・愛知芸術文化センター・
横浜美術館 にて巡回上映(他会場の詳細は近日発表)
<あらすじ>
未亡人・千鶴子(ちずこ)の家に、区役所から調査にやってきた守谷(もりや)。
千鶴子には戸籍上、娘が存在しているが誰もその姿を見た者はいない。
蒼葉に関して曖昧なことしか答えない千鶴子を不信に思った守谷は、密かに家の中を覗き込む。
するとそこには、艶やかな髪の美しい娘がいて・・・。
グリム童話「ラプンツェル」に材を得た、母娘の物語。
<フォーマット>
DV/18分/カラー/16:9
<出演>
小深山菜美 おぞねせいこ 松蔭浩之
<スタッフ>
撮影/山田達也 照明/吉川慎太郎 録音/高島良太
美術・合成/熊倉美由紀 助監督/竹内洋介 制作/宮崎大祐
特殊メイク/佐藤正実 衣裳/佐野はる子 スチル/矢口枝里
音楽/神谷司 脚本・監督・編集/金子雅和 ほか
--------------------------------------------------------------
イメージフォーラム・フェスティバルは、世界中の映像作品を集めた、
国内最大級のアート映像の祭典。
インディペンデント映画の映画祭としては、ぴあフィルムフェスティバルと並ぶ
歴史があり、河瀬直美監督のような、海外でも活躍する映画作家を多く排出してます。
23回目を迎える今回は、世界中から100本の作品が集まる、とのこと!
「鏡の娘」もその中の一本としてやって頂けるのは光栄です。
東京・京都近隣の皆さま、ぜひご来場ください!!
- 2009/04/26(日) 10:54:24|
- 未分類
-
-

ドでかい画像ですが・・・
「すみれ人形」が遂に、DVDソフト化されることとなりました!
7月3日(金)発売、全国ツタヤ・ゲオでのレンタルも同時スタートです。
それにしてもスゴいキャッチコピーですね・・。
そして発売を記念して、同作を公開して下さったアップリンクでの再上映も決定!!
5・6・7月と月例で、毎月違う金子監督最新作と、ゲストによるイベントとなります。
第一回の5月9日(土)は、以前このブログでも記載しました、今年2月に撮影した作品
「こなごな」との同時上映。
同作はもう直ぐWEB上にて有料配信されますが、それに先駆けての本邦初公開です。
「こなごな」は、漫画家・早見純さんの傑作「復活祭」を原案にした作品。
早見純さんは、80年代にデビューしたエロ漫画界の寵児として、
そして最も危険な(!)表現者の一人として、漫画ファンのみならず
美術家や小説家、映画監督に大きな影響と戦慄を与えてきたお方。
今回は「すみれ人形」「こなごな」上映後に、早見純さんのトークショーもあります!!
サービス精神溢れる早見さんからどんなお話が伺えるのか、今から楽しみです。
ぜひ、会場にお越し下さい。
-----------------------------------------------------------------
金子雅和『すみれ人形』+最新短編映画特集 vol.1
http://http://www.uplink.co.jp/factory/log/003025.php5月9日(土)渋谷アップリンク・ファクトリー
18:30開場、19:00スタート 料金:ワンドリンク付¥1,500
上映作品
「すみれ人形」63分
「こなごな」10分
上映後、早見純(漫画家)×金子雅和監督トークショー
※詳細は、下の画像をクリックして下さい。


- 2009/04/18(土) 12:59:37|
- 未分類
-
-
またまた告知です。
4月4日(土)~アップリンクXにて公開される
映画『面打』(監督:三宅流)。
http://www.uplink.co.jp/x/log/002918.phpこれは弱冠22才の面打、新井達矢氏が能面を製作していく過程を
記録したドキュメンタリー。
今回はDVD発売記念として劇場公開されるのですが、
この作品、本当にすごいです。
監督の三宅さんの作品は、10年ほど前から機会あるごとに
見てきたのですが、『面打』はとにかくシンプルに、
一切飾り立てずに被写体を記録した作品。
ナレーションも音楽も一切なし、聞こえてくるのは、面を刻む音のみ。
詳しくはご覧になって、感じて欲しいのですが、
幸福なことに、4月6日(月)の回は金子が撮りました掌編ドキュメンタリー
『石川九楊 源氏物語五十五帖展』という作品が同時上映されます!
この作品は、昨年京都文化博物館で開催された書家・石川九楊さんの
個展で常設上映するために作られたものです。
石川九楊さんは、「意味としての文字」という概念を解体し、
「書く」行為そのものの芸術性を追求している方。
そんな石川さんの創作の瞬間を、金子がドキュメンタリー作品として
切り取らせて頂きました。
二作品の上映後に、三宅さん×金子のトークショーもあります。
ぜひ、月曜日はアップリンクXにご来場下さい!!

4月6日(月)20:50~
『面打』 06年/DV/60分/監督:三宅流
『石川九楊 源氏物語五十五帖展』 08年/DV/11分/構成・撮影:金子雅和
上映後、三宅流さん×金子雅和トークショー
- 2009/04/04(土) 11:47:46|
- 未分類
-
-