いよいよアップリンクXでの公開もあと一週間。
早いもので、公開始まってもう5週目。2月はあっという間だったなあ・・。
まだご覧になってない方、そして一度見て気になって下さった方、
ぜひ劇場にご来場下さい!
アップリンクは1階がレストランで、こんな感じです↓
本日のイベント
井上リサさん(現代美術作家/医学史・医学概論研究家)×金子監督によるトーク
医療機器を使ってのアート作品の創作活動と共に、医学を研究して論文を発表している井上リサさん。
金子監督が2002年に作った短編自主映画を気に入ってくれていて、今回は6約年ぶりに新作を見て頂きました。
「すみれ人形」はサイコホラー的な要素があるけれど、普通のサイコホラーは登場人物の心理から物語が発生しているのでパターンが読めてしまうけど、「すみれ人形」は身体を出発点として
最後に心理に到っている点が面白い、と作品を読み解いて下さいました。
金子監督自身も人間が人形=モノになってしまうことによって、逆説的に生々しさや愛おしさを感じられる作品を目指していた、とのこと。
井上さん曰く、この作品は「唯脳論に対するアンチテーゼ」。
確かに、記憶とか全てが人間の頭の中で作られていると思いがちだけど、出発点は身体なんだよあ、と納得。
「すみれ人形」には失われた身体の一部を再生しようとする男が出てくる。
実際の、乳がんの患者が乳房を人工的に再生しようとするお話などをして下さって、
「すみれ人形」の登場人物の一見狂気に見える行動も、心理主義ではない見方で見ればある種のリアリティを感じた、と仰って下さいました。

草間弥生的なパワーを持ってお話なさる井上さんに、いっぱい勉強させてもらいました。
さすが大学の先生をなさってる方は、ご自分の理論を持っててすごい。
いろいろ考えさせられる夜でした。
- 2008/03/01(土) 18:23:49|
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